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「HA」とは

HAは「High Availability(ハイ・アベイラビリティ)」の略で、高い(High)可用性(Availability)を持つ状態を意味しますが、ITシステムやサービスが停止・中断により利用できなくなる状態を最小限に抑えることを指しています。VMware社の仮想化製品などが持っている「HA機能(自動フェイルオーバー機能)」のことを指して「HA」と呼ぶこともあります。

ここでは主に自動フェイルオーバー機能としてのHAの概要・特長について見ていきましょう。

自動フェイルオーバー(HA機能)は「故障時に自動でサーバー・システムを切り替える仕組み」

自動フェイルオーバー(HA機能)は「故障時に自動でサーバー・システムを切り替える仕組み」

「フェイルオーバー」とは、物理サーバーが「失敗(フェイル)」したときに、予備の物理サーバーに「切り替える(オーバー)」ための仕組みであり、自動フェイルオーバー(HA機能)では、物理サーバー同士が互いに死活状態を監視することで異常が発生した物理サーバーをいち早く検知し、その機能を問題のない物理サーバーに移行します。

これによってサーバーの停止時間を最小限に抑え、システムの冗長化を実現します。また、自動フェイルオーバー(HA機能)が、その名の通り「自動的」に切り替われるのに対し、手動で物理サーバーを切り替える手法を「スイッチオーバー」と呼びます。

物理サーバーを相互監視することで高可用性を実現する

異常が発生した物理サーバーは、障害から復旧させたのち、予備のサーバーと交代します。これを「フェイルバック」と呼びます。

ニフクラでは、自動フェイルオーバー機能を標準で提供しており、お客様のサーバーが稼働している当社データセンター内の物理サーバーが故障した場合、お客様のサーバーは自動で別の物理サーバー上に移動して再起動します。データや現在設定されているIPアドレス、付替IPアドレスなどは引き継がれ、停止時間を最小限に抑えることができます。

トラブルが発生した際にはサーバーが再起動しますが、データや設定中のIPアドレス、付替IPアドレスなどは引き継がれますので、停止時間を最小限に抑えられます。

なお、装置やシステムが「必ず故障する」ことを前提にした設計思想は、交通機関やプラントなどでも採用されています。異常が発生した時に安全側に制御する信頼性設計を「フェイルセーフ」と呼びます。想定以上の電流が流れると焼き切れることで電流を遮断する「ヒューズ」や、「ブレーカー」などが身近な例でしょう。

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