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爆速サイトだけではない!Fastlyの中の人に聞く!エッジクラウドとしてのFastly活用法(前編)

爆速サイトだけではない!エッジクラウドとしてのFastly活用法(前編)

ニフクラでは、ソリューションサービスとして、Fastly Incが提供するCDN(Fastly)を提供しています。
今回、CDNの枠にとどまらない「エッジクラウド」としてのFastlyの活用法をテーマにFastlyの中の人であるファストリー株式会社 シニアセールスエグゼクティブ 松田未央氏に伺いました。

※所属部署は3月時点のものとなります。

CDN(Fastly)とは?

fastlロゴ

CDN(Fastly)は、Fastly Incが提供するCDNサービスです。独自システムと高スペックインフラによる瞬時のキャッシュ消去/更新で従来のCDNでは実現が難しかった動的コンテンツをキャッシュできることが主な特長。また、アクセスログを瞬時に取得することができるため、リアルタイムでの傾向分析、障害把握も可能です。

CDN(Fastly)とは?

これまでのCDNができなかったことをやろう

これまでのCDNができなかったことをやろう

FJCT:FastlyはCDNとしては比較的後発のサービスだと思いますが、新規参入を行ったきっかけは?

松田氏:CDNは枯れた技術として、もうイノベーションは生まれてこないだろうと言われていました。要するに近年増加傾向にある大容量コンテンツを配信するための、「ボリュームコモディティ」の世界だと考えられていたというのが背景にあります。
Fastlyが生まれたきっかけですが、以前当社のCEO(アーチャーバーグマン氏)が実際に従来型のCDNを利用してみて色々と不満を感じる部分があり、配信ボリューム的にはそれなりに機能してはいたものの、「かゆいところに手が届いていない」という感想を持ちました。そういう従来型のコモディティ化したCDNは(技術的に)次の一歩が無かったということから、彼はCDNにまだまだイノベーションを起こせるのではないか?と考えて、それで始まったのがFastlyです。Fastlyは便宜上CDNというくくりのサービスということにしていますが、「これまでのCDNができなかったことをやろう」というのが既存のCDNと発想が大きく異なるところです。

FJCT:では、Fastlyが他社と大きく異なるとされる技術はどういった部分でしょうか?

松田氏:そうですね。Fastlyの特長が顕著に現れているのが、我々の特長的な機能として知られているキャッシュを素早く削除する機能(インスタント・パージ)であったり、柔軟に設定ができるという部分です。Varnishというオープンソースのリバースプロキシソフトウェア技術を基盤として採用していることで、極めて高度なキャッシュ制御ができるようになっています。例えば意思決定だとか特定の条件における分岐であるとかは、従来型のCDNではロジックを構築するのは難しかったのですが、そういったものはFastly側、要するにエッジサーバー側で実装するようにしました。それによって、これまではキャッシュの対象にできなかったようなコンテンツの配信を可能にしたり、自前でサーバーを用意して実装しなければならないようなロジックを構築できるようにしたのが、今までのCDNとの大きな違いです。

エンジニアコミュニティの活用と貢献が結実

FJCT: 別のメディアで、Fastlyの独自性を日本のユーザーに理解してもらうために「2年くらいかけて種まきをした」というような話をされていましたが、具体的にどのような活動をされていたのですか?

松田氏:そもそも、なぜそのようなことを行っていたかと言うと、今までのCDNとの違いをお客様に理解してもらう必要があったからです。我々は、「エッジクラウド」という呼び方をしているのですが、単純に「コンテンツ配信手段としてのCDNを安くリプレイスしてもらう」のではなく「エッジクラウド」としてもっと色々な使い方ができるものなのだということを、お客様(特にエンジニア)に理解していただくための地道な広報活動をやっていたのです。例えば、外部のエンジニアコミュニティやエンジニア向けイベントに出向いて説明したり、当社のSEがお客様の元に出向いて一緒にこういうことができますというのを実際に検証したり…といった活動を積み上げていった結果、それが皆様にようやく理解されてきたという状況です。特にアーリーアダプターと言われる、我々が日本でサービス提供開始した早い時期からご利用いただいているお客様や、よく知られている日本経済新聞様のような我々がかなり深くシステム構築に協力した事例が、Webメディアで取り上げられたり、SNSで話題になったのはご存知の通りです。また、当社のエンジニアにRebuild.fmでも知られている有名なエンジニアである宮川がおりますが、「彼が勤めているFastlyって…」ということで注目されたり、もちろん富士通クラウドテクノロジーズのようにパートナーとしてより幅広いお客様に広げてくださっていることもあります。

エンジニアコミュニティの活用と貢献が結実

FJCT:エンジニア向けマーケティングが理想的な形で回っている感じがします。アーリーアダプターのお客様やエンジニアがFastlyの良さを広げてくれているような感じでしょうか?

松田氏:そうですね。当社が昨年11月に主催した「Fastly Yamagoya Meetup 2017」というエンジニア向けのイベントで、アーリーアダプターであるグラニ様をはじめ、クックパッド様、メルカリ様、日本経済新聞様のような有名ユーザー企業の皆様が事例を発表してくださいました。そういった広まり方がエンジニア界隈では話題性を持っているのかと思います。また、Fastlyの文化としてオープンソースへの貢献というのを重視していますが、、HTTP/2を実装するオープンソースのWebサーバーソフト「H2O」というのがあり、実は世界最大の「H2O」利用社がFastlyなのですが、「H2O」の開発者である「奥一穂」本人がFastlyにジョインしてくれました。「H2O」の開発をして「H2O」のコミュニティへの貢献もしながら、Fastlyにおける「H2O」の利用についても見てもらっています。「H2O」を作ったあの「奥一穂」がFastlyに移った!というのがエンジニア界隈では話題になりました。マークノッティンガムという IETF のチェアや W3C のメンバーである人物がいるのですが彼もFastlyにジョインしてくれました。「えっ?なんですごいエンジニアがFastlyに集まってるの?」といったところもFastlyに注目してくれるきっかけになっていると思います。

FJCT:当社でもコミュニティを活用したエンジニア向けマーケティングは行っていますが、効果が見えるまでとても時間がかかりますし、「うん、良い活動だね」と言ってはくれますが、上層部にその費用対効果を説明するのが難しいです(笑)。

松田氏:おっしゃるとおりです。我々が日本市場に参入する際に、本社CEOがダグ(チュクロ・ダグ氏:日本法人の代表取締役)と私に「時間」をくれました。そこは当社CEOをはじめとする経営陣の英断があったと思っています。日本の市場に対する重要性と広げるための方法論をよく理解していたと言うことだと思います。また、それだけではなく日本においては、パートナー経由のビジネスも重要だと感じています。より幅広い層にアプローチするためには富士通クラウドテクノロジーズのような国内での豊富な実績をもったパートナーの存在も大きいと考えています。

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