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ニフクラ 業務効率化事例「ルーシッド株式会社提供サービス」

音声サービスのシステム基盤として、SIP用回線の直収が可能なニフクラを採用

ルーシッドは、IP電話の標準規格であるSIP(Session Initiation Protocol)技術を中核に、各種音声サービスを提供している。同社は、従来これらのサービスを提供するための機器類をDCにホスティングしていたが、拡張のための手間やコストに悩んでいた。そこで、クラウドへの移行を検討。同社のサービスには電話回線が必須であるため、電話回線を直収可能なクラウドとしてニフクラを選定した。迅速かつ柔軟に拡張できる堅牢なシステム基盤を獲得することができた。

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ルーシッド株式会社 執行役員 COO 四方 涼子氏

四方 涼子

ルーシッド株式会社 執行役員 COO

ルーシッド株式会社マネージャー シニアエンジニア 中村 一貴氏

中村 一貴

ルーシッド株式会社
マネージャー シニアエンジニア

――運用自動化による効率化を目指しクラウド化を検討

ルーシッドは、IP電話やVoIPに欠かせないSIP技術に習熟したエンジニアたちが、2008年「ボイス(音声通信)で人の役に立てるものを作りたい」という想いで起こしたテクノロジーカンパニーである。電話会議サービス「bizspeak(ビズスピーク)」、音声自動応答IVRサービス「CallCall-IVR」、電話調査サービス「リサーチコム」を中心に、各種サービスを提供している。

従来同社では、すべてのサービスを、ホスティングサービスを利用し運用していた。しかし、複数のサービスを運用しながら、それぞれ頻繁に機能拡張を続ける同社にとって、ホスティングでの運用にはさまざまな制約があった。ルーシッド株式会社マネージャー シニアエンジニア 中村一貴氏は、「物理的なシステム構築が必要なので、システム増強をする場合、機器の選定から調達、構築にかなりの時間とコストがかかります。もちろんサーバーは5年程度で見直す必要もあり、その手間とコストが問題でした」と語る。また、ルーシッド株式会社 執行役員 COO 四方涼子氏は「複数のサービスを同じサーバーで運用していたため、1つのサービスの機能拡張をしようとすると、最悪の場合、ほかのサービスも止める必要がありました。そこで、クラウドを採用し、システム運用を効率化したいと考えました」と語っている。

――SIP用回線の直収※ができ、標準HA機能が装備されている点を評価

各種クラウドサービスの調査を始めた同社には、1つ問題があった。ホスティングでは、汎用的なSIPを提供するColtテクノロジーサービス株式会社の電話回線を使用しており、システムにSIP直収していた。クラウドでも同社の回線をSIP直収し、ホスティングと同じ環境にしたいと考えていたのである。四方氏は、「多くのキャリアは独自のSIPなので、システムと接続する場合、間に1つ装置を挟む必要があります。その費用が高額であることと、機器が増えればそれだけ故障の可能性も高まるので、できるだけ余分な機材は入れたくないと考えていました」と語っている。

しかし、SIP直収ができるクラウドサービスはなかなか見つからなかった。そこで中村氏は、富士通クラウドテクノロジーズの営業担当者と話す機会があった際に相談をしたという。「ニフクラのダイレクトポートについては調べていましたが、SIP直収は難しそうだと思っていました。しかし、直接営業の方に話を聞くと可能だという回答を得ることができ、早速試すことにしました」。

もう1つ、同社がニフクラを評価したのは、99.99%以上のSLAなど信頼性や品質が優れていることに加えて、自動フェイルオーバー(HA機能)が標準で装備されている点だ。中村氏は「自前でHA構成にしようとすれば相当の投資も手間も必要ですが、ニフクラなら簡単に利用可能です。万一故障すればサービスが止まってしまうので、HA機能がついていることは安心感につながっています」と評価している。

同社は2016年2月にニフクラの導入を決定すると、まずはbizspeakのシステムをホスティングから移設する作業を開始した。そして、移設を完了しサービスを開始したのが同年の6月である。その経緯について中村氏は、「サーバーの構築自体は1カ月程度で終わりましたが、富士通クラウドテクノロジーズもColtもニフクラを使ったSIP直収が初めてということもあり、回線工事に2カ月かかってしまいました。ただし、今回の経験を経たことで今後はもっとスムーズになると聞いています」と語る。実際、ColtのSIP直収は今後ニフクラで正式にメニュー化される予定だ。

その後、2017年春にCallCall-IVRを、夏にはリサーチコムをニフクラに移設。bizspeakでの移設経験を活かし、主要システムの移行はスムーズに完了させることができた。現在は約20台のサーバーをニフクラで運用している。

  • ※SIP用回線の直収…システムに、IP電話回線を直接接続するサービス。これにより、データ形式を変換せずにシステムに取り込むことが可能になり、回線コストの削減も図れる。

――迅速なシステム増強が可能に

ルーシッドは、ニフクラに移設することによって頻繁なサービスのブラッシュアップが可能になった。ニフクラは操作もわかりやすく、テスト環境を構築するのに最適なサーバーコピー機能など短時間でのセットアップが可能な機能も備えているので、「サーバー追加にかかる時間は大幅に短縮しており、感覚的には10分の1以下になりました」と中村氏。その結果、最初に移行したbizspeakは、この環境を活かし矢継ぎ早に機能拡張を続けている。「今年の前半は、毎月のように機能追加を行いました。もし、従来通りDCでシステムを運用していたら、機能追加のたびに他システムへの影響を検討したり、機器調達や構築に時間がかかって、ここまでのスピード感を持った改良はできなかったかもしれません」と語る四方氏。

また、ニフクラへ移行したことで経営にも好影響を与えていると中村氏は語る。「自社で同様のシステムを構築するのに比べると、初期費用が大幅に圧縮できることがわかっています。さらに、ニフクラは定額プランなので、サービス拡張時に必要となる費用が簡単に算出できるようになりました。サービスを拡張するたびに検討する必要があった項目が減り、サービス設計だけに注力できるようになったことは、非常に嬉しい効果です」。四方氏も、「以前は拡販しようにも、大きな契約が決まると一度にユーザーが急増するため、思い切った拡販は難しい状況でした。システムをニフクラに移したことで、サーバーの増強が容易になり、設備コストやそれにかかる手間を気にせず営業ができるようになりました」と語っている。

ニフクラにより、拡張が容易で柔軟なシステム基盤を獲得したルーシッドは、さらに優れた音声サービスで、ビジネスや生活をより豊かにしてくれるだろう。

ルーシッド株式会社提供サービス

ルーシッド株式会社提供サービス [業務効率化]

企業情報

ルーシッド株式会社
ルーシッド株式会社

音声サービス・ソリューションを中核としたテクノロジーカンパニー。「人と 人、人と企業、人とモノをダイナミックにつなぐ」を掲げ、より良いコミュニ ケーション、より良い関係を築くためのサービス・ソリューションで豊富な 実績を蓄積してきた。

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注本インタビューは2017年11月14日に行いました。2017年11月14日現在の情報です。

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