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ニフティクラウド事例紹介

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ニフティクラウド 業務効率化事例「動画レンダリング」

ポストプロダクションのイノベーションをクラウドで推進

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東映ラボ・テック株式会社 取締役 映像プロセス部長 根岸 誠氏

根岸 誠

東映ラボ・テック株式会社 取締役 映像プロセス部長

――クラウドのスケールメリットでレンダリング時間が大幅に改善

ニフティ:クラウドを導入することになったきっかけを教えてください。

根岸氏:当社はポストプロダクション(以後ポスプロ)という、映画・テレビ作品のフィルム現像から映像編集、原版作成など一連の作業を行っております。ポスプロの現場では、映像の納入・保管にHDCAM等の業務用ビデオテープが使用されていたのですが、東日本大震災で大手ビデオテープ工場が被災したこと等がきっかけで、代替品としてフラッシュメモリやハードディスクでの納入が急増しました。その結果、従来のテープ保管から、デジタルデータでの保管が必要となり、自社サーバーリソースが逼迫する事態になりました。データ保管のために物理サーバーを増設し続けるのは非効率だったため、クラウドの導入を検討しました。

ニフティ:クラウドの活用方法について詳しく教えてください。

根岸氏:せっかく導入するクラウドを、データの保管だけでなくポスプロの業務効率化に使えないか?ということで、「映像制作支援サービスプロジェクト」を立ち上げて、商用化を前提としたさまざまな検証を行いました。中でも、メリットが大きいことが判ったのが、動画の「レンダリング」をクラウドサーバー上で行うことです。昨今の映像作品の高画質化により、レンダリングの作業負荷が非常に高くなっていますが、自社のパソコンをレンダリングに使用している間は他の作業が出来なくなります。クラウドサーバーのハイスペックなCPUとメモリーリソースでレンダリングを行うことで、従来の1/5から1/10という時間で大幅な効率化が図れることが判りました。さらに、作業データをクラウド上で共有することで可用性が高まり、ポスプロ全体の作業効率が大幅に向上しました。

クラウド使用例―仮面ライダー×仮面ライダーMOVIE大戦アルティメイタム―

クラウド使用例―仮面ライダー×仮面ライダーMOVIE大戦アルティメイタム―

――大容量データの転送も快適な速度で行える

ニフティ:これらのサービスを利用した作品と利用例についてお聞かせください。

根岸氏:最近では、「仮面ライダー×仮面ライダーウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム」と「探偵はBARにいる2」で、ニフティクラウドを使用しています。特撮作品の仮面ライダーは、「合成」が多い作品ですので、合成に必要な部分だけをクラウド上に転送して作業を行い、監督やカメラマンが合成の仕上がりを確認してから、本レンダリングを実行するという方式を取りました。「探偵はBARにいる2」は、ロケ地が北海道でフィルム撮影というこだわりの作品ですが、カラー・コレクション(色調整:以降カラコレ)の確認にクラウドを使用しました。カラコレは、映像作品全体の色彩のトーンを決めたり、カット前後の色味を合わせたりするポスプロでは重要な作業ですが、クラウド上のカラコレ実施後のプレビューデータをロケ地から確認できますので、大幅な作業効率の向上とコスト削減を実現しました。プレビューデータのやりとりには、高解像度・低ビットレートのPROXY形式(ProRes 422)のファイルを使用し、「Skeed」社のファイル転送ソフト「SkeedSilverBullet」によって、セキュアな大容量データ高速転送を実現しています。

クラウド使用例―探偵はBARにいる2―

クラウド使用例―探偵はBARにいる2―

ニフティ:今後の展開についてお聞かせください。

根岸氏:クリエイティビティの高い作品を生み出していく基盤として、クラウドを活用したポスプロの業務効率化とコスト削減という方法論を、もっと業界全体に広めたいと思っています。特に、遠隔地での撮影にはメリットの大きい方法だと思いますので、地方の映画製作支援についても今後輪を広げていきたいと考えています。今後もニフティクラウドを積極的に活用していく予定です。

ニフティ:本日はありがとうございました。

動画レンダリング

動画レンダリング [業務効率化]

映像制作支援サービスプロジェクト。クラウドサーバーの利便性を活用し、制作現場の皆様のお手元に最新のポストプロダクション環境をお届けするプロジェクト。時代の変化と技術革新に対応しながら、さまざまなポストプロダクションのニーズに応える「Total Creative Supporter」を目指している。

企業情報

東映ラボ・テック株式会社
東映ラボ・テック株式会社

東映ラボ・テック株式会社は、2010年6月、東映東京撮影所内に東映株式会社と共同運営する「東映デジタルセンター」を設立、同年8月より本格稼働を開始しました。デジタルシネマの研究開発を通じた「製作現場とポストプロダクションの融合」という目標の実現に向けて邁進しています。

株式会社Skeed

多数のマシンの協調動作によるオーバーレイネットワークを用い効率と信頼性に優れたファイル配信・保管、大容量・長距離での高速且つセキュアなデジタルデータ転送基盤など、ターンキーソリューションを創出しています。

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注本インタビューは2012年11月6日に行いました。2012年11月6日現在の情報です。

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