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ニフティクラウド事例紹介

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ニフティクラウド スマートフォンアプリ事例「Square Clip」

株式会社ぐるなび様(以下、ぐるなび)が提供するiPhoneアプリ「Square Clip(※注)」の基盤として、ニフティクラウドを採用していただきました。

ぐるなびは、同社では初めてサーバーインフラにクラウドを採用した新サービス「スクエアクリップ」をスタート。気になるスポットをユーザー同士で共有できるという注目のサービスは、限られた人材と資金で開発する必要があり、それを可能にしたのがニフティクラウドでした。

この度、スクエアクリップを企画段階から担当する印南貴也氏と、開発を担当する古田千佳氏に、ニフティクラウドを採用するまでの流れやサービスの立ち上げ秘話についてインタビューを行いました。

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株式会社ぐるなび 総合政策室 印南 貴也氏

印南 貴也

株式会社ぐるなび 総合政策室

WEBサイト制作会社等を経て2008年ぐるなび入社。
2009年社長室(現総合政策室)に配属。
新規サービス「SquareClip」の企画・運営を担当。

株式会社ぐるなび サービス企画開発部門 コンテンツ第2グループ 古田 千佳氏

古田 千佳

株式会社ぐるなび サービス企画開発部門 コンテンツ第2グループ

2008年ぐるなび入社。
サービス企画開発部門所属、主に関連事業コンテンツの開発・運用を担当。

――少人数/低コストで新規事業を立ち上げ

ニフティ:ぐるなびはこれまでにもさまざまなサービスを提供してきましたが、今回の新サービスでは、なぜクラウドを採用したのでしょうか。

印南氏:スクエアクリップは「ぐるなび」のブランドとは別のブランドで提供する新しいサービスです。iPhoneアプリという小さい市場からサービス提供を始めるという点でも、当社としては新しい取り組みになります。そのため、できるだけコストを掛けずにサービスを立ち上げ、事業につなげるというのが当初からの目標でした。

古田氏:当社には1000人を超える社員がいますが、日常的に取り扱うコンテンツが多岐にわたるため、新事業に割り当てられる人数はあまり多くはありません。今回のスクエアクリップをメインで担当者する社員はわずか数人です。サービス基盤の整備だけに人手を割くことができないという事情もありました。そこで、クラウドサービスを利用しようという発想に至ったわけです。

スクエアクリップのサービスが将来的にどのような形になるのかも、企画段階ではあまり明確にはなっていませんでした。サービス基盤という点では、開発や提供開始時にどれだけのサーバーを準備し、それをどのように整備していくかという課題がありました。その解決策としてやはり、クラウドが有利になるだろうと期待しました。

当社には、“新しいものを触っていこう、使っていこう、試してみないと分からない”という社風もありまして、そのこともクラウドサービスの利用に挑戦するきっかけになりましたね。

ニフティ:数あるクラウドサービスの中からニフティクラウドを選んだ理由は何でしょうか。

印南氏:当時、ある程度世の中で知られていたサービスは海外企業のものばかりでしたので、ニフティクラウドは日本語によるサポート体制が充実しているところが魅力的でした。当社のサービスは10年以上前からすべて自社のサーバーで運営してきたため、外部のインフラを利用することに、やはり不安はありました。

また、スクエアクリップでは利用者の所在場所といった個人情報を取り扱います。機密性の高いデータを社外のクラウド環境で取り扱うことにセキュリティ上の問題はないのかといった議論もありました。しかし、この点についてもニフティとやり取りを重ねて個人情報の取り扱いやセキュリティ対策などを入念に確認させてもらいました。その結果、われわれが納得できる体制であることが分かりましたので、当社の内部でニフティクラウドを利用することに反対する声はありませんでした。

古田氏:ニフティはさまざまなオンラインサービスを長年にわたって提供しているので、非常に信頼できる企業だという知名度もあったと思います。特にIT関連の仕事をしている人の中で、ニフティを知らない人はほとんどいないでしょう。詳しい資料も提供していただけたので、単に知名度というだけでなく、しっかりとしたサービスを運営していることを実際に確かめることができました。社内の承認を得るための説明の場では、「大丈夫です!」と胸を張って説明できました。

iPhoneアプリ「Square Clip(スクエアクリップ)」

iPhoneアプリ
「Square Clip(スクエアクリップ)」

――クラウドを利用することにさまざまな不安や悩みがあったと思います。

ニフティ:ニフティクラウドご導入のきっかけを教えていただけますか?

古田氏:一番の悩みはサーバー環境の設計でした。サーバーを構築すること自体は、クラウドサービスの特徴としてよく言われるように簡単でした。

当社はこれまでにいろいろなサービスを立ち上げてきた実績があるので、新しくサービスを立ち上げる際の「やり方」のようなものが社内で共有されていました。自社のサーバー環境での設計なら、サービスの立ち上げた経験者にノウハウを聞いたり、社内で開発したコードや設計内容を活用したりできるわけです。しかし、クラウド環境のサーバー設計はすべてが初めての経験で、どのようなデータをどう扱えばよいかといった見通しを立てるのが非常に難しかったですね。

ニフティ:そのような不安をどのように解消しましたか。

古田氏:ちょっとした困りごとでも、ニフティクラウドの問い合わせ窓口を利用することで解決できました。さらに、サービス監視やセキュリティなどの込み入った内容の相談でも、ニフティのパートナー企業を紹介してもらうことがあり、同社の手厚いサポートには大変助けられました。

相談以外でもヘルプや手順についての豊富な資料を用意してくれているので、何かしら問題が起きても、資料を見ながら自分たちだけで解決できることも多々ありました。それでも解決が難しいという場合には、問い合わせ窓口からメールで随時相談に乗ってもらうという形です。

日本の会社が日本語でサポートを提供するというのは、当たり前のように思いがちですが、実際にきめ細かくサポートをしてもらえることを体験すると、そのメリットはとても大きいものだと感じています。海外のサービスでは時差によって対応が遅くなるのではと不安に思います。問い合わせの際に、英語で細かいニュアンスを伝えるのも大変です。日本で提供されるサポートなら、そうした点にも気をつかう必要がないので非常に助かりました。

――利用して実感する、使いやすさ

ニフティ:ニフティクラウドを利用して、良かったという点はいかがでしょうか。

古田氏:コントロールパネルがとても使いやすいと感じています。コマンドを入力する必要がなく、GUIでサーバーの増築や起動・停止といった操作が簡単にできます。

感覚的に操作できる画面デザインですので、おそらく技術者ではない人でもある程度は使いこなせるのではないでしょうか。あまり人手をかけられない状況の中で、誰でも運用が簡単にできる点は大きなメリットだと思います。

印南氏:インターネット越しに利用するサービスでありながらも、操作した内容がすぐに反映される点も魅力的ですね。例えばサーバーの設定変更を操作しても、実行が完了するまでの時間がとても短い。

iPhoneアプリ「Square Clip」の開発は、わりとシンプルな構成の環境で行っていたのですが、アプリをリリースする前に「これではリソースが足りなくなるかもしれない」と急に不安になりました。そこでサーバーを増強することにしましたが、データの移し替えからテストが完了するまではわずか数日でしたね。

古田氏:スクエアクリップではユーザーが参加できる仕組みを提供しているのですが、トラフィックがいつどのように増えたり減ったりするかということや、ユーザー数がどのような増え方をしていくかを予測するのがとても難しいと感じています。新規サービスなので、システムへの負荷が高い状況を予想して事前に潤沢なリソースを確保することが難しく、長期的な予想を立てづらいという点もありました。

実際に負荷が高まってリソースが足りなくなりそうな場合でも、ニフティクラウドならオートスケール機能でスムーズに対応できる点が安心ですね。またサーバーの増築に必要な費用も、私たちのチームの権限で決済できる範囲に収まる点も魅力的です。

ニフティ:コスト面ではどれほどのメリットを感じていますか。

印南氏:クラウドを利用すれば、新サービスの立ち上げに必要な投資規模を節約できます。自社でサーバーを保有するのであれば、最初の段階から将来の発展を見越してスペックや規模を余分に見積もらなければなりません。金額だけでなく、その検討作業にあたる担当者の負担も無視できないでしょう。製品本体だけでなく、それを設置するためのスペースもコストに入ります。クラウドではこうした手間の多くが不要になるので、全体的なコストは金額に換算すれば数十分の1ぐらいになったのではないかと思います。

ニフティ:クラウドサービスは手軽に利用できる半面、すぐにやめることもできるという特徴があります。ぐるなびでは今後どのようにクラウドを利用していくのでしょうか。

古田氏:クラウドの運用をすぐに中止するつもりはありません。スクエアクリップのプロジェクトは長期的に事業を展開していくという方針ですので、何かしらの問題が生じたとしても、中止ではなく原因を分析して改善を図り、サービスを成長させていこうと考えています。

印南氏:会社としてはスクエアクリップをじっくり育てていくつもりです。サービスを開始したばかりなので、ユーザーにサービスを評価してもらうという段階にあります。ユーザーからいただいた評価の中にはクラウドの利用に関するものもあります。スクエアクリップは、当社が今後クラウドの利用を広げていて行く上で非常に重要な役割を果たしていくでしょう。ニフティクラウドと“二人三脚”のような形で、サービスをより良いものに発展させていきたいですね。

できるだけ社内リソースを使わずに――というコンセプトで始まったぐるなびの新サービス「スクエアクリップ」は、ニフティクラウドを活用することで、開発要員やコストの削減に成功したといいます。

「新サービスを立ち上げたいが、コストやリスクを低く抑えたい」「クラウドを利用してみたいが、初めてのクラウド導入なのでサポート体制が整っていないと不安」――こうした悩みを抱える企業はぜひニフティクラウドの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

Square Clip

Square Clip [スマートフォンアプリ]

特定テーマごとにスポットをまとめた「パック」を作成してほかのユーザーと共有できるサービスです。 ユーザーの位置情報と連動することで、ソーシャルなタウンガイドとして利用することができます。無料配信のiPhoneアプリ「Square Clip」で利用できます。
※2013年4月30日 サービス終了

企業情報

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注本インタビューは2011年6月22日に行いました。2011年6月22日現在の情報です。

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