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ニフティクラウド事例紹介

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ニフティクラウド 情報テクノロジー学科事例「「ニフティクラウド」を利用した授業」

この度、青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科の佐久田教授、矢吹助教に「ニフティクラウド」を利用した授業を行っていただき、以下の通りインタビューを行いました。

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青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 教授 佐久田 博司氏

佐久田 博司

青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 教授

東京大学工学部金属工学科卒業。
担当科目:情報総合プログラミング実習I(第一部)、設計情報工学(第一部)、図形科学(第一部)
佐久田 博司氏の詳細プロフィール

青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 助教 矢吹 太朗氏

矢吹 太朗

青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 助教

東京大学理学部天文学科卒業・東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。博士(科学)
担当科目:情報総合プログラミング実習I(Java演習)、情報テクノロジー実験I(Webアプリケーション構築)、計算機実習II(ネットワーク・プログラミング、データ構造とアルゴリズム)

――「ニフティクラウド」を使った演習の概要

ニフティ:この度先生の授業で「ニフティクラウド」を使っていただきましたが、演習の内容を教えていただけますか?

矢吹氏:情報テクノロジー学科の3年生89名を「ニフティクラウド」を利用して仮想サーバーを構築するグループと、自身のPC内にVirtualBoxをインストールして、その中に仮想マシンを構築するグループの2つに分けて、それぞれのグループが仮想サーバーを構築しました。
その上で、HTMLの書き方やWebプログラミング、リレーショナルデータベースの操作方法を実習しました。
最終目標は、独自のWebアプリケーションを開発することです。演習の途中で、クラウドを使うことのメリット・デメリットに関するレポートをまとめるよう課題を出しました。

ニフティ:演習には全体でどのぐらいの時間をかけられましたか?

佐久田氏:週に1回、2コマ連続で授業がありまして、それが7週です。

ニフティ:あらかじめ学生たちにはクラウドの概要について説明されましたか?

矢吹氏:していません。例えばUNIXのシステムにログインする方法も学生は知らない状態で演習を実施しました。今回はSSHキーを配って、それでログインするよう指示しました。

ニフティ:学生の考えるメリット、デメリットの一例を教えていただけますか?

佐久田氏:学生が提出したレポートを見ますと、「インターネット接続の環境さえあれば処理能力はサービス提供側に任せることができるのがメリット」、といった内容が多かったです。
一方デメリットとしては、情報の機密性など、セキュリティに対する不安について言及している学生が多かったですね。

――演習のご評価

ニフティ:今回の演習に対するご評価として、今後、長期でご利用いただく余地というのはおありですか?

佐久田氏:我々が1年生から2年生、3年生と進む過程で注目しているのは、情報に関する見えないモデルをいかに頭の中で構築できるか、なんですよね。
つまり、サーバーや、クライアント、VNCなどを意識しながらシステムを作っているのか、あるいは言われた通り打っているだけなのか、ということなんです。ですので、そういったことを意識させるためにも、クラウドによる教育というのは十分価値があると思いますね。
学生がこれから社会に出て、情報系の卒業生として何を身に付けなければいけないか、という観点で考えますと、もはやいかに導入するかを考えていくべき段階にいると思っています。

――学内サーバーとして「ニフティクラウド」を採用する実現性

ニフティ:貴校の学内サーバーとして、「ニフティクラウド」を採用される可能性はございますか?

佐久田氏:可能性はあると思います。理工学研究科では、3年ほど前からロードバランサーとWebサーバー、ディスクサーバーからなるシステムを運用しています。
管理は学科の教員が集まった委員会が行っていますが、メンテナンスは業者に委託しています。メンテナンスは外注していますのである意味楽ではありますが、原因の特定が難しい不具合が時々発生しますし、年に1度法定停電でシステムを止めざるを得ないなど、対応がとても面倒な状況が時々起こります。
そう考えると、その1点だけを見ても、クラウド環境を使う価値が本校にとってはありますね。

ニフティ:先生方の研究にお使いいただける可能性はございますか?

矢吹氏:あると思いますよ。もちろん用途にもよりますが、高性能なマシンを学内に置きたい、といったケースでない限り、ハードウエアはクラウドでも代替できると思っています。
例えばWebサーバーが必要だとか、教材サーバーが必要だとか、そういう用途の場合、学内にハードを買って置いておく必要はほとんどないと思いますね。
ただ、ハードウエアは一度購入するとそれを使い続けられますが、仮にクラウドで代替した場合、研究費がなくなった時点で使えなくなってしまう、という問題があります。ですから、御社側で例えば台数×月額で売られているものを、10台×1年分購入して、それを1台×10年で使うなど、期間にあまり縛られない買い方ができるといいかもしれませんね。

ニフティ:校内にある学生用の端末についてはいかがでしょうか?

佐久田氏:将来的には、校内にある学生用の端末を定期的に初期化する作業というのも、クラウドを利用することで不要になるかもしれません。そこまでいきますと、学生1人1人が自分のパソコンを持ってきて、自分の責任で入り口のところは管理するという形になりますね。
現在タブレットPCを使えるかどうか検証中なのですが、iPadなどを含めクライアントさえ用意できれば、実際のマシンはクラウドを使って、というのは十分考えられます。

――入学から卒業まで使える「ニフティクラウド」のアカウントを1人に1つずつ

ニフティ:今後の貴校の取り組みについてお聞かせいただけますか?

矢吹氏:今回使わせていただいて、仮想マシンが壊れたら消して作り直したり、分からない時は教員がログインして見てみたりと、実際に演習をしてみてクラウドならではのメリットを享受することができました。
ですから、少なくとも本学科については入学したら1人に1つずつ、卒業まで使えるアカウントが学生全員に付与される形になるのが望ましいですね。
Webアプリケーションを作る授業に限らず単純なプログラミングの授業でも、教員の部屋までくる心理的なプレッシャーのおかげで疑問点を疑問点のままにしてしまっているケースというのがあると思うんです。それが、教員室まで行かずとも気軽に質問して気軽に直してもらえるようになれば、質問をする学生が増える、ということもあり得ますからね。解決しないでそのままでいるよりは良いですよね。
学生1人に1つずつという時代が来ると、情報教育がずいぶんやりやすくなると思います。

ニフティ:本日はありがとうございました。

「ニフティクラウド」を利用した授業 [情報テクノロジー学科]

【弊社における寄附講座を通した大学連携の取り組みについて】

ニフティでは、2008年より青山学院大学に寄附講座を設立し、講座の中で学生がサービスの企画から開発、運用までを習得するための支援をしながら企画のできる開発者、また開発のできる企画者の人材育成に取り組んでいます。

企業情報

青山学院大学
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【弊社における寄附講座を通した大学連携の取り組みについて】
ニフティでは、2008年より青山学院大学に寄附講座を設立し、講座の中で学生がサービスの企画から開発、運用までを習得するための支援をしながら企画のできる開発者、また開発のできる企画者の人材育成に取り組んでいます。

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注本インタビューは2010年9月30日に行いました。2010年9月30日現在の情報です。

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